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2014.10.27-11.2

高田洋三 Yozo Takada

Camouflage

  高田洋三 Yozo Takada「Camouflage」
  高田洋三 Yozo Takada「Camouflage」
カムフラージュ:自らの姿を背景のなかに調和させ、見分けられないようにする方法。
日常生活には、目に見えているのにまるで存在しないかのように振る舞っているモノたちがあるのかもしれない。それは私たちの意識のなかの社会的な背景にカムフラージュされているから。背景を真っ白にリセットする。祝祭とはそのような非日常の舞台であったはず。そしてカムフラージュは私たちの意識を映す鏡となる。
この作品は、さっぽろ雪まつりの雪像制作を撮ったドキュメントである。

〈プロフィール〉
1971年札幌出身。筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業。
現実の風景をドキュメントとして撮影しながら、映画のための舞台装置のような、どこか非現実的な光景を作り出す。舞台装置のなかで、どのような登場人物が、どのように行為を導きだすのか、風景の背後にある人間がつくりだすストーリーを想像させる。
2008年から2009年まで文化庁新進芸術家海外留学制度を受けアメリカに滞在。2014年 札幌国際芸術祭 参加。

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