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2011.07.30-08.08
センチメンタルな物語、写真作品を説明するのにありふれすぎたこのセンチメンタルという言葉を使うことは、少々ためらってしまうの だがやはり、どう考えてもこの言葉しか当てはまらない。だからといって大袈裟なことが起きているわけではない。アジアの端っこからロンドンに やってきた女性とそこに住む男性との一瞬の邂逅だ。一瞬という言葉通り、それは彼女のパスポートの期限切れという形であっけなく離れ離れになっ てしまう。その終わりの時を迎えるまでの作品。
8月6日(土)トークショー&レセプション
写真集では、たんたんと日々が過ぎていく様子が窺える。しかし、よく見ると最初のほうから終 わりが暗示されるかのような暗闇を纏った雰囲気が存在している。例えば前半部の陽気に歩いて行く彼女の後姿は、空港に向かう前に路上でポツンと 座っている後姿に繋がるのだ。
Maxwellは物語を重視するため、展示ではタペストリーのように長いロール紙に写真を配置する。メインギャラリーは「See You Soon」、ミニギャラリーは「See You Soon」の続編でZineでも発表された「Ten days」、Ｍ２ギャラリーでは映像のインスタレーションの３部構成。
日時 : 8月6日(土)
会場 : Place M(3階)
日程: 8月6日(土)
時間 : 開場18:30 開演19:00 会費 : 500円
メールにてお申し込みください。maxwell@placem.com
19時よりトークを開始し、20時頃よりレセプションを開始致します。
どなたさまもお気軽にご参加ください。
maxwell氏の希少な写真集、ZINをご希望の方は予約のメールの際にお申し出ください。先着順になります。
写真集「またあう日まで」4,200円、ZINは2,000円になります。
Maxwell Anderson マックスウェル・アンダーソン
1986年、ロンドン生まれ。London College of Communicationで写真を学ぶ。
卒業後、Chris Bootのアシスタントをつとめるかたわら、セルフパブリッシングレーベルBemojakeを設立。
2010年に出版した「See You Soon」がPhoto-eyeのBest books 2010で３セレクションを獲得し、話題になる。
同じ３セレクションにウィリアム・エグルストン、スティーブン・ギル、2セレクションにはリー・フリー ドランダーや、マーティン・パー、著名な作家達と一気に肩を並べる形となった。
その後、Photographer's Gallery（London）での展示やフランスやドイツなどでのフォトブックフェアにも参加。来年にはドイツでの個展も予定されている。
URL : http://www.maxwellanderson.co.uk/